NPBに復帰で期待される青木宣親。風俗嬢の出戻りはアリ?
2004年にドラフト4位でヤクルト・スワローズに入団。2012年からはMLB(大リーグ・メジャーリーグ)で活躍した青木宣親が日本球界に戻ってきました。 →「青木ヤクルト電撃復帰!7年ぶり日本球界 3年総額10億円」。まだまだメジャーで通用するだけの力がありながらなかなか移籍先が決定せず、日本への復帰を決めたということですが、移籍先が古巣であるヤクルトということで昔からのファンは大喜び。他球団から見れば、脅威に感じる存在でしょう。
青木選手の偉業
ヤクルト入団2年目の2005年、イチロー以来史上2人目となる200本安打を記録した所から伝説は始まります。この年は202本安打、打率3割4分4厘と2冠に輝きます。2010年にも209安打を放ち、ヤクルト在籍の8年間で1284安打を記録しました。WBCにも2006年と2009年の2回出場しており、2009年にはベストナインに輝いています。2012年にMLBのブルワーズに移籍して2シーズンを過ごし、その後はトレード・FAでロイヤルズ→ジャイアンツ→マリナーズ→アストロズ→ブルージェイズ→メッツと7球団を渡り歩きます。ジャイアンツ時代には頭部へのデッドボールで脳震盪を起こすアクシデントもありましたが、メジャー通算で774安打、打率も2割8分5厘と好成績を残しています。
メジャーリーグで活躍した日本人
現役も含めてMLBで活躍した日本人は56人います。1964年にジャイアンツに在籍した村上雅則投手が元祖ですが、1995年に野茂英雄投手がドジャースで活躍を見せると、多くの球団が日本人選手に目を向けるようになりました。鳴り物入りでヤンキースに入団した伊良部秀輝、レッドソックスで活躍した松坂大輔、現在も第一線で活躍してるダルビッシュ有、田中将大、前田健太など、投手が多いのが特徴です。野手だとパワーで劣る日本人選手は不利でメジャーでは大成しないと言われてきましたが、イチローがその定説を覆し、現在までで3080安打を記録しています。その後の松井秀喜や井口資仁、捕手として活躍した城島健司など、日本人は投手だけではないことを成績で証明しています。
日本球界に復帰した選手
多くのMLB経験者はメジャーのまま現役を終えたいと望んでいる人が多いですが、一年でも長く現役を続けたいと考える選手もいます。若い選手を積極的に起用していく傾向のあるMLBでは、実力があってもベテランの域に達した選手の再契約は難しくなりつつあります。こうしてメジャーの契約を失った選手が日本球界に復帰する例は珍しくありません。マリナーズなどで活躍した川﨑宗則は昨年、古巣であるソフトバンク・ホークスに復帰しました。高津臣吾、井川慶、岩村明憲など、独立リーグに活躍の場を求める選手もいます。また、ドジャースとヤンキースで活躍した黒田博樹投手は「戦力になるうちに広島へ戻りたい」として広島カープへの復帰を果たし、有言実行でチームをリーグ優勝に導いています。
引退は誰にでもあるもので、いつが引き際なのかは本人が決めることです。「平成の怪物」と言われた松坂大輔投手も日本球界復帰後はパッとせず、ようやく中日ドラゴンズに拾ってもらえる有様ですが、それでも強い意志で現役続行を貫いています。いつまで現役を続けるべきか、また復帰すべきか、これはどのような仕事でも同じことが言えると思います。風俗で働いている方も、過去に働いていた方も、仕事について考えてみてはいかがでしょうか。