風俗嬢も気を付けよう!架空請求の被害に遭わないために。
散々注意喚起がなされているのに、未だに終息の気配を見せない架空請求問題。スパムメールや振り込め詐欺、手紙やハガキでの催促など、被害は後を絶ちませんよね。若い世代にはネットで拡散して手口が浸透してきていますが、お年寄りの被害はまだまだある模様。しかし若い世代でも、手口が巧妙になるにつれうっかり騙されるものです。少しでも被害が減少するよう、私たちも気を付けましょう。
■架空請求はこんな手口
「有料サイトの未払い金」、「退会手続きがされていないので未納金がある」。こんなメールや郵便物を見たことはありませんか?男性だったら経験ある方もいると思いますが、ふと閲覧してしまったアダルトサイトのことを思い出し、最後には「身辺調査後訴訟手続きに入ります」と文面が続きます。問合せすると、金額を提示されて支払いを催促されます。典型的な架空請求ですね。アマゾンやiTunesなどのカードで支払わせる手法もあります。かつて「オレオレ詐欺」と呼ばれた「振り込め詐欺」も健在です。最近では、「オレ○○(息子の名前)だけど」と直接本人を名乗るのではなく、「○○君の上司ですが」など、声に覚えのない人の名前を名乗って撹乱する手法も見受けられます。私たちが対策方法を覚えるにつれ更に巧妙な手口でやってきますので、ずっといたちごっこが続いているのです。
■こんな注意喚起も!
各警察署では架空請求の対策をしており、サイトで注意喚起のページを作成したり、相談窓口を設けたりしています。そんな中、新しい注意喚起の方法としてツイッターで話題になった記事がありました。こちらからどうぞ →「法務省にそんな部署はねぇよ 県警がツッコミツイッター」。面白いですよね。お役所的な文章だけでは、どうしても見過ごしてしまったり、頭の中に入ってこない場合があります。このツイッターは山梨県警が作成したものですが、話題になったことで抑止効果も出てきたのではないでしょうか。こうしたSNSを利用した注意喚起は特に若者には浸透しやすいので、是非続けて欲しいですね。
■どうやって被害を防ぐ?
まず、身に覚えのない、心当たりのない通知は全て架空請求と疑ってください。基本的には無視して構わないものが殆どですが、「XX日までに連絡が無いと」など脅しの文句を入れてくる文面があるようでしたら、お住まいの地区の警察署に連絡しましょう。対処すべきものなのか、そうでないものなのか判断してくれます。パソコンやケータイなどでネットを使用している場合はウイルス対策ソフトを入れたり、またはISP(インターネットサービスプロバイダー)が独自に迷惑メールを検出する機能を持っていたりする場合がありますので、自信の無い方は専門家や詳しい人にお願いするのも良いと思います。
アダルト系の催促メールだと男性をターゲットにしているものが主だと思いますが、女性も安心してはいられません。通販サイトや金融サイトをそっくり似せた「フィッシング詐欺」という手口があるからです。いつの間にかお使いのPCがウイルスに感染し、いつも利用しているアパレルのサイトとそっくりのサイトで決済をしてしまった。そういった被害も多く報告されています。まずは注意すること、対策すること、そして被害に遭ってしまったら迷わず警察に相談すること。これらを守って、できるだけ被害を最小限に食い止めましょう。