働きママを応援する渋谷の母乳店♪
子供を抱えるママたちの救援信号をキャッチしたことから、「託児所あり」の求人実態に迫った緊急企画!!(※都合により記事中で店名を表記しておりません)
働くママの現状とニーズとは…
産休や育休を選択したくても、実際には結婚や妊娠を機に退職する人もいれば、そのような制度のない環境にいる女性も多いのが現実だよね。パート先を探しても、健康面やシフトの不定期などを理由に、雇ってもらえる確率はとても低いの。 それでも子供を育てていくため、生きていくためにはお金が必要。周囲の支援を得られなければ自分自身がどうにかして働かなくてはならないんだよね。そこで女性たちがたどり着くセーフティーネットになっているのは、休みがとりやすく、普通のアルバイトの何倍もの高待遇を日払いで貰え、部屋を借りられない人のために寮なども完備されている風俗店なの。 このことをふまえて、今回はシッタ―さんのいるホテルヘルスを取材してきたよ☆
渋谷にある「母乳店」でシッター兼キャストとして働くあおいさんにインタビュー
―お店で働くようになったきっかけを教えてください
あおい:保育士の資格を活かして働けるお店を探していたときに、このお店のホームページをみつけてシッタ―として働き始めました。でもシングルマザーなので、今後のために「妊婦という今の自分の状況を活かしてお金が稼げるなら!」と思い、キャストとしても働き始めました
―ここのお店を見つけるまでに苦労したことは?
あおい:妊婦では働けるところがほとんどなくて、妊娠してから新しく仕事を見つけるのが難しいことに悩んでいました
―このお店で働いてみた感想はどうですか?
あおい:妊婦にとってすごく環境の良いお店です! ママ同士で情報交換をしたり、いらなくなった子供服も交換したりしていて、女のコ同士の仲がとてもいいですよ☆
―シングルマザーたちのお悩みを教えて下さい
あおい:現在働いているという状態でなければ、保育園に入園することを認められないことですね。許可を受けた託児所は数が少ないですし、無許可の託児所は月に10万円近くかかるので高額です。しかも保育園に入れるのは現在働いている人が優先されてしまうので、「子供を預けてから仕事を探す」ということができない状況なんですよ…
―このお店を辞めていく人は、どんな理由で辞めていくのでしょうか?
あおい:母乳が出なくなったり、産休を取るなどの理由が圧倒的です。辞めたいと思ったらすぐに辞めることも出来ますよ。ここでは人間関係など、他の理由でお店を辞めた人はほとんどいないので、母子共に過ごしやすい職場だと思います。
―このお店を働くママたちに紹介するとしたらどんなところを勧めますか?
あおい:手っ取り早く稼げる、きちんとした託児所があって安心できる、バック率が高い。妊娠中の方、出産後の方がこの3つの条件を求めるなら断然このお店だと思います
同店の店長、子供もお喋りも大好きなあかぱんおじさんにもインタビュー♪
―ここのお店ではどのくらい稼げるのでしょうか?
店長:女のコの平均日給は2〜3万円です。寮があることで他県から探してウチに来るコも多いよ。他の風俗店と比べてすごく稼げるわけじゃないけど、他店で採用されにくい子持ちのコにも働く機会を提供することはできているんじゃないかな
―他の店にないような、この店の魅力を教えてください
店長:なんと言っても本物のシッタ―がいることです。おむつ、ゆりかご、ミルク瓶は備わっているし、ベビーカーも収納できますよ。あと、女のコの採用の合否は、僕が直接話して決めているので優しい感じのコばかりで、待機室の雰囲気がいいことも魅力です。お客さんもガツガツしていない方が多いですよ!
―託児所を併設して女性からの反応はいかがですか?
店長:プロのシッタ―もいますし、仕事の後にすぐ子供の顔が見られるのは、母親としても子供からも安心なんじゃないかな。事情は様々だけど「ママ」という共通点があるからこそ、新鮮な情報交換の場になっているみたいだしね
―間近で働きママを見ていて感じることは?
店長:急な欠勤や早退に対応できて、それなりのお金をもらえるところって、実際には風俗しかないんですよ。シングルマザーの場合は別れてから妊娠が発覚したり、夫がいても稼ぎが少なかったり、本人が借金を抱えているなど、さまざまな事情をかかえた女のコが働いているけど、母親にしかない感情っていうものがあると思うんだよね。例えば、子供のためにそこまで身体を張って働くことは男だったら絶対できないし、「よくできるなぁ」に尽きる。
取材後記
今回取材してみてわかったのは、ママたちが求めているのは何よりも「稼ぎ」だという事実。女性の自立という流れの中で、自らお金を稼いで子供を養うという気持ちにもっと寄り添える社会が必要だと感じました。
求人情報に記載されている待遇に関しては、嘘はないにしてもお店によって表現の仕方は様々で、この解釈のズレから「騙された!」と感じるコも多いのではないでしょうか。「託児所あり」という表記だけでは、本当にプロの保育士がいるかどうかは不明。待機中のコが面倒をみる程度の環境であることも多いと聞きます。それでも一般的なアルバイトではありえない高待遇ですが、自分の希望とのマッチ率で選ぶべきかと思います。
取材したお店で働く女のコたちにおいては、実はシングルマザーは2割ほどで、既婚者が圧倒的なんだとか。全体的な所得の低下も関係している、非常に根深い問題だと感じました。
―あおいさん、あかぱんおじさんありがとうございました☆