BOOKレビュー
濃厚エロスを楽しめる、読書の秋にはfleurの官能小説はいかが?
2013年の春以降、有名ファッション紙や情報誌のなかで、官能特集が組まれていることにお気づきの人も多いのでは? この度女性のためのweb小説マガジン「fleur(フルール)」から、文庫が創刊されたとの知らせが!!
もうサラリーマンが出張へ向かう新幹線の中で、暇つぶしのように読まれる官能小説のイメージは捨ててください!
女性が読んでも違和感のない、本当に求めているエロスと、「読み物」としてのクオリティの高さを両立させたのが、女性のためのエロティック文庫レーベル「fleur(フルール)」です。女性向けのエロがブームになりつつある昨今、編集部は全員女性という徹底ぶりも素晴らしい。
ウェブサイトを見ただけで、「男性目線」ではないつくりであることは一目瞭然。
文庫版は9月の創刊以降、毎月2冊(電子書籍も同時リリース!)を刊行予定なんだとか。「女性が、女性のために作る、ほんとうに女性が気持ちよく感じられる物語」というコンセプトで作品がラインナップされます。その作品を生み出す女性作家たちにも注目したいところですね♪
ジョジョカン(女性による、女性のための官能)は、日々を前向きに、一生懸命に生きている現代の女性を癒すための、新しい選択肢。
女性だって、ひとりの夜に、そっと素敵な物語にひたる時間があってもいいですよね。そして明日、また前を向きいて生きることができるなら。
秋の夜長に読書を楽しむ贅沢な時間。そのお供に、ぜひフルールの文庫をどうぞ。
選べる2つのライン。ルージュとブルー、あなたはどっち?
作品は、男と女の濃厚なラブシーンを堪能できる「Rouge Line(ルージュライン)」と、男同士のエロス、いわゆるボーイズラブを美しく描いた「Bleu Line(ブルーライン)」の2ラインに分けられていて、そのチョイスはあなたの気分次第。
しかもウェブの小説マガジンは、毎週金曜日に新しい物語が更新されます。1週間頑張った自分の心の美容液のような物語を見つけてみて☆
サイトを利用するうえでの登録などは不要で、そのうえ無料という利用のしやすさも嬉しいところ!
キャリアはパソコン、スマホ、ガラケーと幅広く対応しているから、電車などの移動中でも楽しめますし、こっそり愉しみたいひとりの夜にもぴったりです。
ルージュラインは女性の活力になるような、ドラマティックな恋愛小説です。描かれるのは、恋に仕事に、一生懸命な大人のヒロインと、誰もが胸ときめくような男性とのラブストーリー。セックスシーンの描写は、「女性がほんとうに気持ちよく感じられるよう」に、丁寧に、濃密に描かれています。
こちらのラインは、偶数月の15日頃に新作の刊行予定だそうですよ。ですが、創刊の今月は特別に発行!! チェックチェック!
完全に異世界に浸りたいロマンチック派も、舞台がファンタジーのものが選べますし、現代が舞台の物語なら、等身大のヒロインに自分を重ねて、心ときめくことでしょう☆
対するブルーラインでは、ボーイズラブの世界が描かれています。コアな支持層にとどまらず、一般の読者にも親しまれるような、実力派の作家が紡ぐ、痺れるような恋愛物語が楽しめますよ♪
ブルーラインは奇数月15日頃に新作が刊行予定です。
魅力溢れる男たちの濃厚なエロスをともなう恋愛模様を、リアリティある舞台設定とともに、ときにポップに、ときにドラマティックに、読み応えのある作品が並びます!
すでに9月号は好評発売中。ということでユカイネット編集部も「やがて恋を知る」を読ませていただきました!! ひとことで言うと、え、エロいのです。SMをベースにしながらも、痛いだけではない攻めのテクニックを堪能できます。受けの繊細な心理描写も引き込まれてしまうポイント。思わず仕事中にも関わらず、一気読みしてしまいました。
心を満たす気持ち〜いエロスは、毎日を頑張って生きる女子たちの美容液。秋の夜長は官能小説で、現実逃避しちゃいましょ!