20代風俗嬢は三十路を見据えた『貯蓄』が大事??
世間では「30代・浪費女子」なんていうのが流行っているみたいですが、ご存知ですか? 30代ともなればキャリアも安定し、そこそこの収入も望めるもの。そうしたこともあり、浪費に走る女子もなかにはいるのでしょう。では現実はどうなのかといえば、意外と切実だったりして。今回は、人生設計を専門とするファイナンシャルプランナーが算出した「女性の生涯」の一部を抜粋して、30代以降の現実的な人生を解説します。
■三十路から20年後の自分を考える
現代の女性は、初婚年齢の平均が29歳といわれています。結婚=出産ではありませんが、婚期というチャンスをモノにして、愛する人と一緒になれたのであれば、子宝にも恵まれたいところでしょう。仮に出産を経験したとすると、そこから先の20年間は子育てを中心とした生活に変わります。子育てが終われば今度はアラ還に向かって進み、あっという間に老後生活に突入します。30歳の20年後は50歳、50歳の20年後は70歳というように。いま20歳という人は、「自分が生まれてから現在までの年数」をイメージすれば分かりやすいかもしれません。ということで、次はその“20歳”になるまで、一体どれだけのお金がかかるかを見てみましょう。
■中学卒業までに440万円もかかる
まず、出産をするには出産費用がかかります。地域や病院によって差があり給付金も支給されますが、だいたい50万円前後といわれています。次に、早い家庭では保育園、4歳になれば幼稚園に通わせなければなりません。保育園や幼稚園も地域・年収によって異なりますが、3年保育の幼稚園の場合、だいたいトータルで130万円前後かかるそうです。その後は小学校に進学しますが、公立校なら幼稚園のような授業料を心配せずに済みます。ただ、小学校に入ると塾などの習い事に通わせる家庭が多いため、多少の出費は頭に入れておきたいところ。その額は年間で20万円前後といわれ、小学校6年間で120万円の計算になります。中学校に入れば授業料が割高になり、3年間で140万円前後かかるそうです。ここまでの時点で、既に15年という年数が経過しています。そして、中学卒業までのトータル額は「440万円」です。といっても、この金額は出産費用と学費のみの合計ですから、あくまで最低ラインになります。
■20歳までにかかる費用は1,000万円
高校から先は、家庭の事情や子どもの考えもあるため、進路が別れます。それでも幼稚園から大学進学までの教育費は公立で約1,000万円かかり、私立では約2,500万円もかかるといわれています。この額を公立で考えると、中学卒業後の5年間で500万円以上を出費することになります。つまり、幼稚園以降は子育てに手をかける時間も少なくなる分、どんどん出費が増えていきます。子どもが小学校に入学して、少しは自分の時間が持てるようになったとしても、今後に備えた節約や貯蓄、あるいは収入アップの手段を考えなくてはならない現実が待っているのです。
世間でいう30代・浪費女子と現実は、こうも違うものです。たとえ30代で浪費をしても蓄えのある人や稼ぎの多い人なら問題なさそうですが、「ギリギリの生活を続けている」という場合は苦しい人生を送るかもしれません。その点、風俗嬢は一般的に高収入といわれているので、20代のうちから三十路に向けた貯蓄生活を心がけておけば、きっと充実した人生が送れるはずです。